夏日大作戦
と、Wiki で見かけた中文タイトルで書いてみましたが。
ヅマク仕事的にも気になっていた細田作品、初めて見た。
評判が良い気がしたので期待してたけれど、なんかなー、というのが正直な感想。こちらのテレビで放映された英語吹き替え版を見たので、オリジナルの日本語版見たらまた印象も違うのかもしれないけれど、とりあえず書き出すと:
−主人公が受動的過ぎて、これ主人公じゃないだろう?と感じてしまうし、びっくりするほど魅力がない。
−かと言って群像劇でもない。いや、そうしたかったのかもしれないけれど、その割には一部を除いて他の人物があんまり面白くない。
−その「一部」であるカズマが現実でもバーチャルでも魅力ありすぎ。
−わびすけさん、登場時に「まさかこの人が関係してるのかしら」とにおわせておいて、がっつり関係あるというなんかもう、ひねりもないその設定に少々がっかり。
−こちらは多勢だけれど相手が一人(一体?あれはなんて数えたらいいの?)てのに「ウォーズ」はなんか大袈裟に思えてしまう。終盤、話が大きくなるところでもそのスケールの大きさが感じられない。
−ひょんなことから憧れの先輩と・・・とかお風呂の湯船の水のくだりとか、なんかヒーローものじゃない桂正和漫画的な部分、中途半端にそういう要素を入れることでターゲット層を限定しているような気がする。
という具合で結構ケチつけていますが、たとえばジブリ作品のように、鑑賞しながらつぎのシーンのせりふを口にしたくなるようなものではまったくもってないわけで、いきなりそんなの期待するのも間違いなのかもしれないけれど、なんかそれくらい良いものを勝手に期待していたのだ。
同じくこちらで放映された「おおかみかみこどもの・・・」も録画したので、よりファンタジー要素が強そうなそちらには、これまた勝手に期待している。
再び北を離れる
延びるの延びないの、早まるの早まらないの、と色々な話が出たけれど、結局ほぼ予定通りに作業が完了し、熱帯出張から帰宅した日。
1月に続いて今回も通言尺者としてろくに仕事がないというかさせてもらえない状況で、そういう意味ではストレスも溜まる現場だったけれど、そのストレスの原因となった片言英語で押し通す日本からのお客さんや、現地の荒くれ作業者たちとのやり取りは楽しめたし、悪い現場ではなかった気がする。
が、もしそのお客さんともう一度長期で、と言われたら考えてしまうか。現地側も片言じゃほんと伝わらない、または伝わっても無駄に時間が掛かるから言尺してもらってください、という風には思ってるし実際そう伝えもするのだけれど、当の本人が言尺されることを嫌う/拒否するのだから、そうなると私にはもうどうしようもない。
言尺し始めると癇癪起こすような人だったの基本放置で、どうしてもというときとか本人が ん? とこちらをうかがってきたときだけひと言ふた言、というやり方にしたのだけれど、やはりそれでは仕事にならんし、私の雇い主である現地側もちょっとお金の無駄になるし。
ま、良い経験になりました。
念のため、あくまでも言尺されることが嫌いなのであって、私のことを個人的にどうこう、という人ではなかった。というか、結構うまくやっていた。仕事以外の場面では。
ところで直行が取れなかったのでBNE経由でのこの帰路に、カンガルー航空国内便で少し仕事してて思ったのだけれど、やっぱりSurface は飛行機で仕事するにはきつそうだ。
再び北へ
再びもなにも、前回来たときのことを書いてないからあれなんだけれど。
1月に来た出張先にまた戻って来ましたよ、ということです。
リゾート地というせいもあって意外なことに居住地から直行便が出てるのだけれど、他の乗客が皆ホリデー気分を前面に押し出した格好の中、私だけがっつり安全靴の3時間フライトでの移動。
お題はこの土地の(観光以外の)産業であるトウキビ栽培/精糖に関わるような、関わらないような、というところで、1月に定期点検のためにバラした巨大な装置を組み直して復元、というのが今回の作業。
2週間強の予定だけれど、きっと実際に喋る時間は合計しても1日分にも満たないのではないかと。ま、必要なときにその場にいることが重要な仕事なので、その辺は金魚のフンみたいになりながらも良い間合いで働いていきたいところです。
前回は夏真っ盛りというせいもあってか晴れの日が多かったけれど、今回は予報もずっと雨、という日本の台風シーズンを悪くしたような天候(雨は断続的ではあるけれど)。
どうせ1日の大半は工場内だし別にいいのだけれど、たとえば夕方、宿に戻ってからとか、週末にちょっと歩いたりできないのはもったいない気もする。
ま、とにかくこの出稼ぎのような仕事、しっかりこなしていきましょう。
で、その期間中、宿に戻ってからの番羽言尺等がなければ、ほったらかしになっているこの自分のための記録の抜けている部分を少しずつ更新していこうかと。
というわけで、1月のときのもそのうち書きます。
タブレットのある生活
ずいぶん久しぶりの更新なうえにいまさらなのですが、タブレットを購入しました。
で、実験も兼ねてタブレットから投稿しております。
しかもソファで半分横になってなでしことコアラランド女子代表の試合を見ながら、というタブレットならではの状態からの更新です。
タブレット導入の理由は、私が欲しかったというよりは、仕事で目を通さなければならない資料がどんどん増えていく妻が移動中にPDF 読んだりWord の簡単な編集できたりをするように、といったところです。
が、実際購入したのはxperia Z3 tablet compact のWiFi オンリーモデルなので、携帯がプリペイドな妻はテザリングもろくに使えないわけで、その辺は妻の携帯も毎月のプラン式(ある程度データ込みのやつ)にするとか、今後考えなくてはいけません。
で、私も仕事での移動が増えてるし、移動中に資料見たりてのにこれは便利なのですが、Vaioがそろそろ買い替え時なので、つぎはいわゆる2 in 1というやつにしようかとも思っています。
たとえば市内で少し待機時間が発生しそうな仕事にも気軽に持って行って図書館なりカフェなりで作業したり、出張持って行くときもしんどくない、で、せっかくだからタブレットにもなるの、という感じのを探しているわけですが、いまのところ候補はLenovoのYoga 900か、NECのLavie HZです。
どちらも13インチでcore i7/8GB/256GB SSDというので見てて、メインマシンとしても申し分ないのだけれど、重量では1kgを切るLavie HZが圧倒的に魅力的です。
しかし、Yoga 900はあのヒンジとかがとにかくカッコいいんですね。で、USBもタイプC含め豊富という利点はあるのだけれど、1.3kgはやっぱり気軽に持ち歩けないかな、と。
持ち歩けてメインマシンにもなる2 in 1 といえばSurface Pro 4 も考えられるのですが、やっぱりあのキックスタンドてのが、と候補からは外しています(Surface Book もカッコいいけど、さすがに重すぎだし高すぎ)。
というわけで、とりあえず次回帰省時にLavie 触るまで色々考えようと思います。
て、タブレットの話のはずなのに、次のPCの話になってしまいましたね。
そうこうしてるうちに、なでしこは負けてしまった。
タブレットこそ持って行かないけれど、今週後半から2週間ほど出張行くので、その間にできたらここも更新しよう。
とりあえず、このへんで。
Episode VII
というわけで、いまさらながら見てきました。しかも人生初の3Dで。
予告編につづいて感想を書くので、ネタバレが嫌な方は鑑賞後にぜひ。
(ネタバレ防止のために、マルコム・タッカー先生が説明するスター・ウォーズも入れておきましょう。これ、字幕付けてみたい。)
ではここからは私の感想を箇条書きで。
-
- 上記と矛盾するけれど、やっぱりあまりにも前章までの設定を利用したリメイクぽさが強すぎる気もする。意志も身体能力も強い女性が主人公で、黒人俳優が頼れなくて正義感の強いハン・ソロ的で、と21世紀ぽくしてあるものの、皇帝だかなんだか分からないのがいたり、スターキラーてデススターの弱点ほぼそのまま引き継いでるけど、帝国系のエンジニアて無能なの?と思わされたり。
-
- レンのマスクて必要なの?ただのワナビー・ベーダーちゃんじゃないの?
-
- フィンが黒人俳優というせいもあるけれど、その出自(不明なところもあるけれど)とか脱走とか、アフリカ諸国の紛争なんかで見られるという少年兵をにおわせる。
-
- 予告編見てても字幕気になったし、本編も吹き替えと字幕で見て、原版と比較したい。
とまあ、結論から言うと楽しめました。繰り返すけれど、「これリメイクでしょ」と、「おいスターキラーのその弱点、聞いたことあるぞ」と突っ込ませつつもしっかりツボは押さえて、設定は現代にアップグレードされてて、しかもつぎにうまく繋げる、ということをやっているわけですから。
これ、たとえばエイリアンとプレデターという最高の材料がありながらAVP2のような敬意もなく非人道的な駄作になってしまうこともあるのだから、そういう意味では本当にきちんと与えられた仕事をしていると思う(AVP1作目はその辺、すごく分かっている人が作っていたのだと思う)。
というわけで、Episode VIIIも楽しみにしています、JJさん。
余談ですが、JJさん製作のミッション:インポッシブル最新作はブライアン・デ・パルマの第一作以来の傑作だと思います。と思ったら監督・脚本はユージュアル・サスペクツの人なのな。なんか納得だわ。
あの、最初にイーサンが陥れられる憤りあふれる状況からラストにつながるところが、個人的には非常に好みです。
また話がずれて収拾つかないので、とりあえずこの辺で。
あ。そういえば、3Dは個人的には別にいらないかな、と。
熱帯の週末
工場の敷地内にマンゴーの木があったり、そしてその下にぼたぼた実が落ちてたり、という熱帯での2週間出張も折り返し(そういえば、そうして朽ち果てた実を見ると、マンゴーてのはほぼ繊維なのがよく分かる)。
週6勤務という工場仕事にありがちなスケジュールのこの出張、この日は翌日、唯一の休日である日曜を控えた週末にあたることになる。
終業後はすっかり習慣となった宿に併設されているこちらのファミレス的なところで日本からのお客さん2名と同じくそこに宿泊している現地側担当者と食事をして少々飲んで、ではあるけれど、日本組の1人はもう60過ぎだし、現地担当者も60近くだしで、週末とはいえそのまま静かに「じゃ、お疲れ」と9時前には解散。
が、部屋に戻ると違うモーテルに宿を取っている現地作業者の若いのからメールが来て、「ビーチリゾートに繰り出すぞ」と。
あまり気乗りしなかったけれど、日本側誘っても「いやぁ・・・」て言うしせっかく誘ってくれてるのになんか悪いから、と私だけ参加することに。
というわけで、40代おっさん(なかなかいい顔してる荒くれ者)と20代若者(むしろこっちが40代の顔)と私、という組み合わせで国内外からの旅行者も多いビーチ沿いの方に向かい、そこでクラブやらバーを数件はしご。
この作業者たちも国内の別の都市からの出張で来てて、20代若者のほうはそんな見知らぬ町でのなにやらを期待していたらしいし、そこに向かう車中では日本人の女の子がいたらおまえがオレの武器だ!とか言ってたのだけれどいざクラブに行くと、オレ口説くのとか苦手ていうか下手なんだよね、と結局は40代おっさんとのビリヤードに興じる、という何がしたいんだか分からないおかしな夜に。
でも私としてはそれ見ててなんか笑えたし、たぶん20年ぶりくらいにやったビリヤードがあまりに下手くそで、見かねた40代荒くれが色々教えてくれて「ビリヤードはアングルがすべてだ!」という格言を伝授してくれたり、と楽しく過ごせましたよ、と。
あと、ワーホリやら旅行やらでヨーロッパからの若者も多く訪れるこの国の、言ってしまえば田舎の観光地における娯楽シーンというのを目にできたのも興味深かったか。
ま、昼間はこんなのどかなところなので、夜遊びだってそんな不健全にはならんわな。